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2008年2月20日 (水曜日)

イージス艦衝突事件に思う

先日いたたまれない事故が起こった。

それは日本に誇るイージス艦と漁船との衝突事故だ。

若かりし頃の自分と父親、そして事故に遭われた漁師親子とがオーバーラップしてしまう。

事故に遭った漁船の大きさもその親子の年齢も、丁度私が磯者(漁師)をしていた頃とそっくりだ。

高校こそ退学しなかったものの、乗組員が居なくて漁師になったいきさつ等、まさに当時の私そのものだ。

テレビ報道を見ている限り、イージス艦の乗り組員が嘘の報告をしているとしか思えない。

まず、緑色の光を確認したにもかかわらず、船だとは認識していないこと。

確かに、夜光虫やその他の生物が光を放つことはあるが、普通に考えて、海面に緑の光が現れたら、それは人工のものすなわち「船」だと認識するのが常識的だ。

そして、船や飛行機には「航行灯」なるものが装備されていて、進行方向に対し、右側にあるのが「青」若しくは「みどり」色。そしてその反対にあるのが「赤」色と決まっている。

何色の光が見えるかによって相手の船の進行方向を判断する為だ。

しかし、乗組員は緑の光を見たと言っている。つまり、漁船はイージス艦から見て左から右方向に動いていたことになる。

このことは何を意味しているかというと、漁船の方に回避義務があったということだ。

船舶免許を持ってい無い方に説明すると、自分の船から見て右側から左に進んでいる船を発見した場合は自分の船が減速して右に旋回しなければならない。

憶測で物を言ってはいけないが、多分、自衛官は咄嗟に自分たちに有利になるように、航行灯の色を「緑」と言ったのではないだろうか。

それと、もう一点気にかかることがある。

それは、小さい漁船はレーダーに映りにくい為、大きく写るような装置を積んでいることだ。

漁船の事故前の画像が無いので、なんともいえないが、通常の漁船は船の一番高いところに、オレンジ色のソフトボールを2倍くらい大きくした球体を載せている。

これこそが、自分の船を大きくレーダーに写す装置だ。

これがある事によって相手のレーダーには実際の船の大きさより、大きく映し出される。

このことは全く、どのチャンネルも触れていない。

もし今回の漁船のこの装置が正常に機能していたら最新の設備を誇るイージス艦が見落とすわけは無いと思う。

全くの人為的ミスだとしか考えられない。

漁船には二人の乗り組員しか居ない。

二人だけで交互に船の舵を握る漁船と、何十名も乗組員が居て、2時間おき位に見張りを交代できる艦船。

もっとしっかりして欲しい。

ただ、イージス艦の見張りをしていた乗組員の話が本当だとすれば、漁船の舵を握っていたものが居眠りをしていた可能性もぬぐい切れない。

原因究明までは時間がかかるだろう。

それよりも何よりも、漁船の親子がどこかの船に救助されている事を願うばかりだ。

磯者

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コメント

イージス艦衝突事件に思うが、確かに皆はイージス艦の方が悪いと言ってるが流れから言うとそうなのかも知れませんが、大きな船が回避をするのは大変無理があると思う。それより小さな船がいち早く艦に気付いていればこの事故は回避出来たと思います。私も船の免許をもっていますが確かに夜に航行するのは怖いものです。私なりに以前から思うんですが船は車みたいに何故前照灯を付けないのか不思議です。それと漁師は今だ救命胴衣を着けてないのが現状、着けると仕事が出来ないと言いますが命には代えられません。一日も早く二人が見つかる事をお祈り致します。

投稿: 下戸要三 | 2008年2月20日 (水曜日) 21時20分

下戸要三さん、コメントありがとうございます。
確かにおっしゃるとおりで、大きい船は小回りは利きません。
法規はどうあれ、今回の漁船の方で、回避していれば今回の事故は防げたと思います。
漁師をしていたころ、旅客船や大型の貨物船などは、殆どといっていいくらい「そこのけ、そこのけ」状態で、警笛を鳴らしながら漁船の船団に突っ込んで来ました。
そういう腹立たしい思いをしていたのが現状です。
でも、小回りの利く漁船が進路を譲ってやれば事なきを得るのも事実です。
実際そのようにしてきました。
それと、反省点でもあるのですが、私も救命胴衣を着て仕事をしたことがありませんでした。
おっしゃるように、命を優先すべきです。
救命胴衣を着ていれば、お二人もすぐに救助されていたかもわかりません。
本当にどこかで生きているのを祈るばかりです。


投稿: 磯者 | 2008年2月21日 (木曜日) 09時31分

 たまたま読ませて頂きました。イージス艦の衝突事故は不幸と言わざるを得ませんが、報道を見ている限りイージス艦側の問題点だけを取り上げているのは納得がいきません。そもそも漁船側の行動が不可解。イージス艦の存在を全く無視して操船していたとしか思えない。まるで自殺行為である。仮にイージス艦が衝突防止のために急旋回していたら、別の漁船に衝突する可能性が大だ。大型船は急旋回ができないし、むしろ進路を変えない方が安全であろう。イージス艦にも非があったであろうが、漁船側にもそれ以上の問題があったのではないか。監視義務は双方にあるのだ。

投稿: ちゃらんぽらん | 2008年2月23日 (土曜日) 22時56分

 たまたま読ませて頂きました。イージス艦の衝突事故は不幸と言わざるを得ませんが、報道を見ている限りイージス艦側の問題点だけを取り上げているのは納得がいきません。そもそも漁船側の行動が不可解。イージス艦の存在を全く無視して操船していたとしか思えない。まるで自殺行為である。仮にイージス艦が衝突防止のために急旋回していたら、別の漁船に衝突する可能性が大だ。大型船は急旋回ができないし、むしろ進路を変えない方が安全であろう。イージス艦にも非があったであろうが、漁船側にもそれ以上の問題があったのではないか。監視義務は双方にあるのだ。

投稿: ちゃらんぽらん | 2008年2月23日 (土曜日) 22時58分

ちゃらんぽらんさん
コメントありがとうございます。
「大型船が急旋回できないのを知っていて進路を変えないのは自殺行為」 
確かにもっともなご意見です。
そのままの進路で航行すればぶつかるだろうと予測できるのにも係わらず何の措置も講じないのは自殺行為だと言われても仕方が無いことかも知れません。
が、一連の報道を見ている限りでは、防衛省側の発表が時間が経過するにつれて、変わっていることと、とても大事な事なのですが、警笛を鳴らして危険だと知らせる行為が一切なかったことが、私には理解できません。
漁船に気付いていれば、けたたましく警笛を鳴らすでしょうし、自動操舵は当然直ちに解除するでしょう。
一切、イージス艦はこのような措置を講じていません。
このことが彼たちの傲慢さを物語っていると思います。
ですから、このような安全策をとらなかったイージス艦の責任の方が重いと私は考えます。

投稿: 磯者 | 2008年2月25日 (月曜日) 09時40分

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