Wデート
11月23日
「サンドウィッチを韓国ではなんて呼ぶか知ってる?」
「知らん。」 とぶっきらぼうに返事をした。
「パンニハムヲハサムニダ。」
と あほな息子が真顔で韓国語ぽく答える。
その横で息子の嫁がにこにこしながら聞いている。
いろんな物を韓国語ではなんと呼ぶのかが
この夫婦の最近のブームらしい。
今日は 「十五夜会」の仲間の「舞」さんのキックボクシングの試合を応援に行った。
残念ながら 声援が届かなかったのか 一回戦で敗退してしまった。
試合前にリングそばですれ違った時には 彼女とは気付かなかった。
それくらいに、全身の脂肪が落ちて、私の知っている舞さんとは別人になっていた。
鍛えた人の体は美しい。
特に男の選手の体は皮下脂肪が全くと言っていいほど見当たらず、その薄い皮膚の下に筋肉の形をはっきりと見ることが出来る。
それに引き換え我が体は・・・・・
筋肉は皮膚のずーと奥に沈みこみ 筋肉の片鱗さえ認めることは出来ない。
彼女が勝ち進めば優勝するまで 応援する予定だったが、早々に負けた場合は「ほうらしゃ会」(島唄の同好会)に参加するつもりで蛇皮線を用意していた。
電話で確認すると3時にその会は終了とのこと、いま2時を回っている。
今すぐに出向いたとしても、つく頃には3時になってしまう。
「ほうらしゃ会」はあきらめた。
そうだ、こうなりゃデートだ。
丁度偶然にも、女子大生のカミサンは世田谷で 授業を受けている。
メールを打った。
「デートするよ。渋谷で待つ。」
授業が6時に終わるとして、デートまでには時間がたっぷりある。
こんな時は、本屋で時間をつぶすのが常套手段。
本屋で立ち読みをしていると。
6時15分に「バスに乗った。」と返信が届いた。
「マークシティ」の前で待ち合わせた。
日曜日のせいか人がごった返している。
多分奄美大島本島に住んでいる人が全員、ここ渋谷に集まっているのではないかと思われるほどの人ごみだった。
混んでいるところを避けて歩いていると。
「やさいや」と書かれた看板の店を見つけた。
肉を食えない私としては安心できる店ではないかとそこに決めた。
店内には ジャズが流れていて なかなかおしゃれな店だ。
道路が見えるカウンターに座った。
メニューをみてびっくり。
「た、高い!」
メキシコのビールときのこのてんぷらを頼んだ。
カミサンに息子からメールがきた。
夫婦で「ワイエス」展にいるらしい。
同じ渋谷にいるということで、「お茶しませんか」との息子の誘いに、そそくさとこの店を引き払った。
息子夫婦は一緒になる前に渋谷でバイトをしていたので、この界隈は詳しい。
今度は彼達と「マークシティ」の前で落ち合う事になった。
そして、案内されるままに とある ビルの地下にある喫茶店に入った。
そこでまず、息子から出た言葉が
「サンドウィッチを韓国ではなんて呼ぶか知ってる?」だった。
久々に遭う息子夫婦。
元気そうだ。
ちょっと前まで嫁さんは体調を崩していたので心配だったが、元気そうな顔をみて安心した。
たわいもない話をして、息子夫婦とうちら夫婦のWデートは終了した。
帰り道、カミサンから聞いていた 井の頭線の駅にいく壁画をみることが出来た。
絵の迫力に圧倒される。
壁画とそれを見る人たち
渋谷もなかなか粋なことをするもんだ。
こんな風にお金が使われるなら殆どの人は反対しないだろう。
壁画の下を 「ゴスロリ」のファッションの女の子が通っている。
「岡本太郎」が平和を願って描いた壁画の下を軍服の人たちが歩く日は永遠に来ないで欲しい。などと思いながら家路に着いた。
ところで 「ゴスロリ」って 「ゴシック アンド ロリータ」の略だと聞いたことがあるが
だったら「ゴシロリ」が正解じゃないの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・結構 「ゴスロリ」ファッション 好きです。
磯者
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