サンキュー窃盗団 その2
7月3日
今日は 前回に引き続き 貸していただいた建物の中での撮影。
物語に出てくる部屋を いろんな人が作りこんでいた。
オレオレ詐欺集団のアジトで詐欺師たちが言葉巧みに人をだましていく。
私も、一度オレオレ詐欺の連中から電話がかかってきたことがある。
受話器のの向こうから泣き声がきこえてきた。
「〇#$△★????????」
何をいっているかわからない。
そのうちに息子を名乗る人物から 「俺だよ ○○だよ。」
すでにこの時点で別人だと気づいた。
まず息子は自分のことを「俺」などとは呼ばない。
話を聞いていくうちに 息子が友達から借りた車で青山通りで事故を起こしたとのことだった。
しかし、よく調べ上げてたもんだ 息子の卒業した大学の名簿かなんかを手にいれているらしく 名前から 家族構成まで知っているようだ。
事故を起こした息子に聞いてみた。
「怪我は?」
「車の破損具合は 動くのか?」
「救急車と警察に連絡したか?」
事故を起こした息子には怪我はないようだ。
しかし、ぶつけた車の運転手が身重の女性で、もしかするとおなかの子供が助からないらしい。
そこで、慰謝料を要求してきたので困ってお金持ちの父親に電話してきたのだという。
たしかに、息子が卒業した大学の学生のほとんどは 親は大金持ちだと思われるが、どっこい私は違う。
電話をかけた相手が悪すぎると言うものだ。
怪我をしている人が事故現場で示談を要求するのは明らかにおかしい。
ちょっと突っ込んだ質問をすると 意味不明の聞き取れない言葉が返ってくる。
「ところで、車種は? その車は誰の?」と聞いてみた。
「友達から借りた日産のスカイライン。」
事故を起こした息子が持っている車、もしくは欲しい車種は「スカイライン」と判明した。
「それ GTR?」
さすがに 動揺しない父親を不審に思ったらしく 電話は切れた。
磯者
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